ロケハンのナンパ
例のメンズを撮影しなければいけないのでロケハンに行こうと思いつつ、
被写体になってもらう子を・・・あ、ナンパすればエエのか。ってそんなこと出来るけどしたくない。 そぉいえば、昔、声をかけられた。 そぉ、ちょうど22歳くらいだったと思う。 衝撃的だったので、よく覚えている。 衝撃的すぎて忘れたくても忘れられない。笑 あれは、仕事帰りに海外がメインの広告写真展を観に行った帰り、駅の構内でのこと。 当時アシスタントの駆け出しだったので、かっこいい写真を観て、やる気が湧いていた時だった。 JR天王寺駅。会社帰りのサラリーマンやOLで混雑している。毎度のこと。 そんなことは何も考えていなかった。 ただ、すごいの観たなぁ〜って感動していた。 いつもと歩くペースは同じ。 駅の構内に入って10歩くらいの所で、声を掛けられた。 というより、止められた。 耳の真横でパンパンパンって音がするから、音のする方を立ち止まって見た。 すると、男がポーチを叩いて音を出していた。 「なんだこいつ?」と思うのは当たり前。 「あの、すいません。私写真学校で写真を勉強しているんですけど、こぉやって街行く人に声を掛けて写真を撮らせてもらってるんですよ」と言いながらポラ*1を見せてくる。 *1ポラ=ポラロイド写真。インスタント写真。 そのポラはチェキか?っていうような大きさだった。 確実にプロが使うものではない。 そして、そいつ自身も一見学生に見えない。 ただのオッサンにしか見えない。 これは怪しい。 見せてくる写真には、女の子も写っているが、商品写真と言って良いのか壷のような花瓶のようなものもそれ以外の物も写っている。 しかし、女の子はその駅の柱の前でただ立っているだけだし、商品と思しき物もただ撮っただけという印象があった。 「1枚で良いので写真を撮らせて下さい。お願いします!」と男は深々と頭を下げる。 当時、インターネットがここまで普及していなかったけれど、 合成写真で私の顔と裸の女との画像を作られてネットで晒されたら・・・と考えた。 そんな小細工が出来そうな男だったのです。 「結構です」とお断りする。 「これで如何ですか?」と手を上にあげ、手のひらを見せてくる男。 ん?なんだ?と思って、手のひらを凝視する私。 親指に隠されるようにして5000の文字に気が付いた。 5000円で撮らせろってか? はぁ?ワシもっと高いっちゅーねん!と思ったか思ってないかは別として、笑 「いぇ、結構ですから!」と強い口調でお断りした。 あ〜、なんか、「街行く人で可愛い女の人に写真撮らせてもらってます」ってほざいてました。可愛い女の人って言ったら誰でも喜ぶと思ってるんか?お前目ついてるんか?って思ったんだ。そうそう、この言葉で余計に怪しくなったんだった。 だからやっぱり、ナンパするのはやめておこう。 誰かに頼もう。
by evan_mari_william
| 2005-04-24 01:27
| 仕事
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